目次
ボケとは
ボケとは、被写体深度(ピントが合っている範囲)の外側。
ピントが合っていないように見える範囲のこと。
ボケは写真ならではの表現。
ボケを効果的に使うと、きれいで雰囲気のある写真になるのでマスターしたい。
ボケを撮るには、以下の条件にすると撮りやすい。
- 中望遠~望遠レンズを使い、できるだけズームする
- F値(絞り)の数値を開放(小さいほう)にする
- カメラと被写体の距離は近くに
- 被写体と背景の距離は離す
日本国外でも「bokeh」と呼ばれる。
逆に、画面のすべてにピントを合わせることをパンフォーカスと言う。
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4種類の写真のボケ
後ろボケ(背景ボケ)
ボケの定番、一番よく使われるボケの種類。
被写体を手前に置き手前にピントを合わせて撮る。
背景をぼかすと、被写体がくっきり目立つので、主役を引き立たせる効果がある。
また、ソフトな印象を与えたり、画面全体がすっきり見える効果もある。
被写体から背景との距離を離す程、ボケの量が大きくなる。
絞り数値を小さく設定するとボケやすくなる。
ズームレンズの場合は望遠側で撮ると、しっかりとボケのある写真になる。
![](https://photo.aibiyori.com/wp-content/uploads/2023/07/img-24.jpg)
![アジサイの写真](https://photo.aibiyori.com/wp-content/uploads/2023/07/img-76.jpg)
前ボケ
メインの被写体の前で、別の被写体がボケている状態。
意図的に手前にボケた被写体を入れて撮影する。
被写体より前にボケる脇役をいれて、後ろの被写体にピントを合わせて撮影する。
ふわっとソフトに見せたり、写真に奥行き感を出す効果がある。
絞り数値はできるだけ小さくする。
前ボケの素材をカメラに近づけるほど、ボケの量は大きくる。
![ラベンダー](https://photo.aibiyori.com/wp-content/uploads/2023/07/img-88.jpg)
![](https://photo.aibiyori.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_8039.jpg)
玉ボケ
点光源がボケることでできる、玉のようなボケ。
キラキラと幻想的な写真になる。
玉になるための点光源(玉ボケのもと)が必要。
点光源になるのは、電球などの光、木漏れ日や水面の反射など。
絞りの数値を小さくすればするほど玉ボケになりやすい。
![](https://photo.aibiyori.com/wp-content/uploads/2023/06/img-44.jpg)
![アジサイの写真](https://photo.aibiyori.com/wp-content/uploads/2023/07/img-74.jpg)
前後ボケ
1枚の写真の中に、前ボケと後ろボケ両方がある。
![ラベンダー](https://photo.aibiyori.com/wp-content/uploads/2023/07/img-86.jpg)
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